「100日後に退職する47歳」大バズりに驚きの裏側 「Twitter漫画」投稿のきっかけは「ボーナス0円」
新しい漫画を投稿するたびに、フォロワーもリツイートも面白いほど増えていく。数字が増えていくのを見るのは純粋に楽しく、どこか中毒性もあったという。
「パチンコなどのいわゆる“フィーバー状態”に近いかもしれません。Twitterの画面は、ずっと見ていても飽きませんでした。仕事中にもスマホが気になってしょうがなくって(笑)。そのうちに、会社は褒めてくれないのにTwitterではこんなに認めてもらえる。これはもう会社で頑張るより、Twitterに注力したほうがいいんじゃないか、なんて思いも生まれてきました。うれしいを通り越して、少し有頂天だったかもしれません」
思いのほか大変だった100日間の連載
反響の大きさが、「100日間連載を続けるモチベーションになったことは間違いない」と振り返る一方、100日間、毎日連載を更新するのは思いのほか大変だった。
「Twitterで『100日後に~』というタイトルがはやっていたので安易に使ったのですが、100日間続けて投稿するというのは、想像以上に大変でした。面白いことを描かなきゃというプレッシャーもつねにありましたし。
でも、多分こんなに僕が世の中から注目されることって、人生において最初で最後なはず。死んでも、と言ったら大げさですけど、このチャンスを絶対生かしてやる!と思って、仕事よりもTwitterの連載を最優先にしていました(笑)」
最初の50日は日々ネタを考え、一話で完結する話を制作。50日を過ぎたあたりから、100日目のゴールを見据えて「残り30日間は転職活動編」「10日間は引き継ぎ編」などざっくり内容を決めて話を描き進めた。
「自転車操業に近かったです。なので、もう1回同じように100回連載をやれといわれても多分できないし、やりたくないですね(笑)。でも、その頃は仕事でテンションが下がっていたので、Twitterに熱量を注げたことは精神衛生的にもよかったんだと思います」