「夜の過ごし方が下手な人」が誘惑に打ち勝つ方法 飲酒やネットをだらだら続けていませんか
本当は怖い「スクリーン無呼吸症候群」
仕事が終わると疲れ切って、つい目の前の誘惑に負けてダラダラと時間を過ごし、寝るのが遅くなってしまう……という経験のある人は多いのではないでしょうか。今日の夜はアレをしよう、コレを終わらせるぞ、などと決意しているのに、夜になるとついお酒を飲んだり、スマホを見続けてしまったりと、いつも同じパターンに陥ってしまうのはなぜでしょうか……?
目の前の誘惑に屈するのは、あなたの意志が弱いわけではありません。これは脳の問題です。脳は、ストレスホルモンが増えると衝動をおさえられなくなるので、どうしても誘惑に弱くなってしまうのです。
これには、仕事をする際の姿勢も関係しています。「スクリーン無呼吸症候群」とは、マイクロソフトのリサーチャーを務めたのちに『ワイヤード』誌や『ニューヨーク・タイムズ』紙などでライターを務めるリンダ・ストーン氏が提唱したものです。
スマートフォンやパソコンの画面を見ていると、人は反射的に呼吸を浅くしたり、息を止めてしまう傾向があり、調査によればアメリカ人の約8割もの人が当てはまっていると言われています。
呼吸が浅くなる理由は、スクリーンをのぞく際、多くの人が猫背になっていることによると考えられます。猫背になると、肺活量が最大で30%も減ってしまうことがわかっており、酸素不足によって脳の認知機能が落ちてしまうのです。
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