「夜の過ごし方が下手な人」が誘惑に打ち勝つ方法 飲酒やネットをだらだら続けていませんか

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仕事が終わった後、だらだらとお酒を飲んだり、ネットや動画を見続けて後悔することはありませんか?(写真:USSIE/PIXTA)
新年を迎え、今年こそは時間の使い方を見直したいと考える人も多いのではないでしょうか?本稿では古今東西の時間術から科学的に効果のあるメソッドだけを集めた『タイムマネジメント大全』から、ネットや動画をだらだら見たり、無意味にお酒を飲み続けてしまったりと、夜の時間を無駄に過ごしていると感じている人に有効な時間術について紹介します。

本当は怖い「スクリーン無呼吸症候群」

仕事が終わると疲れ切って、つい目の前の誘惑に負けてダラダラと時間を過ごし、寝るのが遅くなってしまう……という経験のある人は多いのではないでしょうか。今日の夜はアレをしよう、コレを終わらせるぞ、などと決意しているのに、夜になるとついお酒を飲んだり、スマホを見続けてしまったりと、いつも同じパターンに陥ってしまうのはなぜでしょうか……?

目の前の誘惑に屈するのは、あなたの意志が弱いわけではありません。これは脳の問題です。脳は、ストレスホルモンが増えると衝動をおさえられなくなるので、どうしても誘惑に弱くなってしまうのです。

これには、仕事をする際の姿勢も関係しています。「スクリーン無呼吸症候群」とは、マイクロソフトのリサーチャーを務めたのちに『ワイヤード』誌や『ニューヨーク・タイムズ』紙などでライターを務めるリンダ・ストーン氏が提唱したものです。

スマートフォンやパソコンの画面を見ていると、人は反射的に呼吸を浅くしたり、息を止めてしまう傾向があり、調査によればアメリカ人の約8割もの人が当てはまっていると言われています。

呼吸が浅くなる理由は、スクリーンをのぞく際、多くの人が猫背になっていることによると考えられます。猫背になると、肺活量が最大で30%も減ってしまうことがわかっており、酸素不足によって脳の認知機能が落ちてしまうのです。

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