ミドルクラスを問いなおす 格差社会の盲点 渋谷望著

ミドルクラスを問いなおす 格差社会の盲点 渋谷望著

高度経済成長以降、一貫して中流(ミドルクラス)意識が高い日本人。社会学者である著者は、中流を「資本による労働力の商品化の圧力に対して『個人単位』の上層思考によって対応しようとする戦略を採用する人々」と定義。この意識が、高度経済成長期から現在までこの国の原動力となってきたと考える。

しかし、中流意識はさまざまな矛盾もはらんできた。たとえば、家のローンのための過密労働。少しでも上の学校に入るための受験戦争など。人々は中流であるための強迫観念から逃れられず、ゲームから降りることができない仕組みになっていると説く。

戦後日本のミドルクラスの精神史をひもときながら、そこからの脱却を論じる。

NHK出版生活人新書 777円

  

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正規と非正規「格差訴訟」<br>判断が分かれた最高裁判決

非正規労働者が年末年始の待遇や病気休暇などについて正社員との格差是正を訴え、最高裁は格差は不合理で違法とする判決を出しました。一方で賞与や退職金についての格差是正はほぼ全面的に退ける判決も。非正規労働者の待遇は改善するのでしょうか。

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