新型コロナウイルスの世界での1日当たり感染者数が27日に過去最多を更新した。ウイルスの出現から2年、ワクチン接種開始から1年になるが、感染収束は見えない。
世界の感染者数は1日当たり144万件を上回り、これまでの記録を更新した。オミクロン変異株の拡大に伴い、一時的な変動や祝日に伴う不規則性を除いた7日間移動平均も過去最多水準となった。
ワクチンや過去の罹患(りかん)で獲得した免疫をすり抜けるため、これまでで最も感染しやすいと考えられるオミクロン株が、世界的に感染の中心になりつつある。7日間移動平均は27日に約84万1000件と、オミクロン株がアフリカ南部で最初に確認された1カ月前から49%増加した。
研究によると、オミクロン株は従来の株に比べ70倍のスピードで感染するが、ワクチンやブースター(追加免疫)接種を受けた人の重症化リスクは低い。それでも感染急拡大で世界的に医療逼迫(ひっぱく)の恐れがあり、各国政府はクリスマス休暇明けの感染および入院の急増を警告している。
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著者:Jinshan Hong
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