爆売れ軽バンの実力!ホンダ「N-VAN」買ってみた 仕事やプライベート、趣味のバイク遊びを満喫

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自転車を積載した様子(筆者撮影)

こうしたバイク積載を前提としたN-VAN用フロアボードは市販品があまりなく、あっても2万円以上する。一方、DIYならベニア板代が2000円前後、缶スプレーも安いラッカー系であれば1本250円程度で、今回は2本使ったので合計約500円。ベニア板を自分でカットすれば、2500~3000円程度ですむ。なお、板をカットするために使う電動ノコギリなどの工具を持っていない場合、ホームセンターによっては、板を購入すればDIYコーナーで貸してくれるところや、数千円でカットしてくれるサービスを行っているところもある。

自作フロアボードは、ベニア板製なので耐久性はあまり見込めないが、3000円程度で作れるから、だめになればまた自作すればいい。こうしたDIY自作は普段あまりやらないが、やってみると意外に楽しいことも新たな発見だ。

今後は車中泊やDIYも楽しみたい!

以上が、N-VANを購入して約3カ月後のインプレッションだ。走りや燃費、積載性などについては、ほぼ期待どおりで、概ね満足している。ただ、バイクを積載した場合に、ほかの荷物があまり積めないこともわかった。そこで、今後はルーフキャリアの装着を考えている。雨天時などに濡れてもいい荷物はルーフ上に積めば、積載性はさらに広がるし、スタイル的にも、よりアウトドア的テイストを加味できる。

助手席まで倒せば、十分大人ひとりが寝られるスペースも確保できる(筆者撮影)

あとは、バイク以外にも、キャンプなどでの車中泊にもトライしてみたい。最近は、1人キャンプ、いわゆるソロキャンプで軽自動車を使うユーザーも多い。筆者も数十年前にはよくキャンプに行ったが、最近の流行ぶりを見ていると、ついつい自分もまたやりたくなる。

車中泊をする場合、N-VANの純正オプションには、ラゲッジや左後席をダイブダウンさせた部分に設置し、フラットなスペースを作れるマルチボードも用意されている。このボードは、表面がフロアから約21.5cm底上げされており、ボード下に荷物を積載できる、いわばベッドキットのようなものだ。ただし、価格(税込)はラゲッジ用7万950円、リア用(助手席側)3万1900円と、合計すると10万円を超える。ちょっとした出費であることを考えると、これもフロアボードのように自作するのも手だ。自分好みの仕様に安価でできるDIYは、ちょっとクセになりそうな気がする。ともあれ、夢がいろいろと広がるという意味でも、N-VANはいい買い物だったことは間違いない(ローンは残っているが)。

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平塚 直樹 ライター&エディター

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ひらつか なおき / Naoki Hiratsuka

1965年、福岡県生まれ。福岡大学法学部卒業。自動車系出版社3社を渡り歩き、バイク、自動車、バス釣りなどの専門雑誌やウェブメディアの編集者を経てフリーランスに。生粋の文系ながら、近年は自動運転や自動車部品、ITなど、テクノロジー分野の取材・執筆にも挑戦。ほかにも、キャンピングカーや福祉車両など、4輪・2輪の幅広い分野の記事を手掛ける。知らない事も「聞けば分かる」の精神で、一般人目線の「分かりやすい文章」を信条に日々奮闘中。バイクと猫好き。

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