BBCにツイッターをやらない記者はいらない ソーシャル時代のニュースメディア像
――最後に、24時間休みなしのニュース組織を統括する一人として、常に頭にあることは何かを教えて欲しい。
世界中にいるBBCの取材陣が安全かどうか、これがいつも頭にある。ガザにいてリポートをする記者たちがいる。自分たちがリポートの対象となる住民のそばに寝泊りしている。ガザを離れようにも離れられない状態の人もいる。だから心配になる。
明るいニュースも伝えたい
もう一つ、頭から離れないのがBBCの報道が世界を正確に映し出しているかどうか。報道はどうしても暗いニュースばかりになる。しかし、地球上では前向きのこともたくさん発生している。新発見、文化イベント、経済の発展、人々が結びついていること――。ネガティブなニュースと同時に明るいニュースも伝えたい。
暗いニュースの報道ばかりが続けば、視聴者はテレビを見なくなってしまう。そうなったら、本当に重要で伝えたいことがあっても、伝えることができなくなることを懸念している。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら