大みそか「終夜運転」鉄道会社で分かれた復活判断 有名寺社のある路線中心、規模は以前より縮小

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関東の私鉄でもっとも早く、12月3日に終夜運転の実施を発表したのは京成電鉄である。京成上野―京成成田間で普通列車を上下各9本、約20~50分間隔で運行するほか、特急「シティライナー(成田山開運号)」も京成上野―京成成田間で走らせる。また、現行ダイヤでは通常は直通列車のない押上―京成金町間でも普通列車上下各10本を運行する。

次いで12月10日に発表したのは京王電鉄。新宿―高尾山口間で座席指定列車の「京王ライナー迎春号」を4本運行するほか、新宿―高尾山口、新線新宿―笹塚間でおおむね60分に1本のペースで各駅停車を運行する。

近鉄の終夜運転は大規模

関西の私鉄で唯一終夜運転を実施するのは近鉄だ。同社は特急から普通まで多数を運行し、看板特急の「ひのとり」を大阪―伊勢方面と名古屋―伊勢方面でそれぞれ上下数本運行する。また、大阪地区では特急列車22本・一般列車202本、名古屋地区では特急列車14本・一般列車27本を運行する。私鉄・JRを合わせて、今回の年越しでは最大規模の終夜運転であろう。

関西私鉄で唯一終夜運転を実施する近鉄は特急「ひのとり」をはじめ多数の列車を運行する(写真:わおん/PIXTA)

地下鉄では東京メトロが終夜運転の実施を12月15日に表明した。だが東京メトロの終夜運転は小規模だ。銀座線の上野―浅草間でおよそ15分に1本である。ほかは銀座線全線・丸ノ内線池袋―銀座間で終電を繰り下げる。

また、一部には終夜運転は行わないものの、終電の時刻を繰り下げたり、早朝に臨時列車を運転したりするケースもある。関東の私鉄では、東急電鉄が東横線や田園都市線で通常の終電後にそれぞれ1本を運転する。小田急は元日の早朝に、初日の出鑑賞の客向けとして特急「ニューイヤーエクスプレス号」と臨時の各駅停車を片瀬江ノ島方面へ運行する。関西では、JR西日本が終電以降に臨時列車を運転する。

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