「飲み会復活を嫌がる人」が知らない上手な断り方 ちょっとした飲みの誘いを波風立てずに回避する

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そうすると相手としてみれば、

  • ・ わかりやすく問題を整理してもらえた
  • ・ 押しつけがましくなく見守ってもらえている
  • ・ 結局、自分が責任を持って決断するのだ

という心理になります。

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結果として、誘いやアドバイスをうっとうしいと思うこともなく、また、人のせいにすることもなく、主体的に行動を決定することができます。

  • 「なんで言うとおりにしないんだ !?」
  • 「せっかく言ってあげてるのに!」

と、つい熱くなってしまう自分を抑える意味でも効果的です。

「選択は相手の責任で行われるべき。こちらができるのは整理してあげることだけ」

というドライすぎるぐらいのスタンスが、とくにハラスメントに発展しかねない関係性においては重要です。

「人生の幸福度」を決める要因は?

〈FACT&DATA〉

神戸大学の西村和雄と同志社大学の八木匡の研究(2020年)では、「人生の幸福度」を決める要因として「健康・人間関係」に次いで、「自己決定」が挙げられています。

「自分で人生の選択をすることで、選択する行動への動機づけが高まる。そして満足度も高まる。そのことが幸福感を高める」と指摘しています。

なにごとも、「自分で決めた」「押しつけられなかった」と感じることが、精神衛生上好ましい、ということです。

「誘う」&「断る」は、身を削って相手を巻き込もうとする&逃れようとする、タフなコミュニケーションです。

感情的になることなく、きちんと正しい手順を踏むことで、踏まなくてもいい地雷を踏むことが避けられます。

五百田 達成 作家、心理カウンセラー

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いおた たつなり / Tatsunari Iota

米国CCE,Inc.認定 GCDFキャリアカウンセラー、株式会社 五百田達成事務所代表。35万部を突破した察しない男 説明しない女シリーズ、『不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など著書多数。東京大学教養学部卒業後、角川書店、博報堂、博報堂生活総合研究所を経て独立。「コミュニケーション心理」「職場の人間関係」を主なテーマに執筆や講演を行う。

 

 

 

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