JR東「ダイヤ改正&オフピーク」で狙うコロナ後 深澤祐二社長が語る巨額赤字からの脱却戦略

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JR東日本の深澤祐二社長は「オフピーク通勤への移行を加速させたい」と語る(撮影:尾形文繁)
新型コロナウイルスの感染拡大で鉄道旅客収入は大きく減少し、JR東日本の2021年3月期決算は5779億円の最終赤字となった。
2022年3月期は当初、黒字への復活を期していたが、コロナ禍のピークダウンが想定よりも遅れ、2期連続の最終赤字となりそうだ。この難局をどう乗り切るのか。JR東日本の深澤祐二社長に聞いた。

2022年もコロナ禍に左右される

――2期連続の最終赤字が見込まれています。2023年3月期の黒字復活は可能なのでしょうか。

2021年4~9月期は非常に厳しい結果に終わった。10月以降の鉄道旅客は回復傾向にあるが、それでもコロナ禍前と比べると近距離で8割、中長距離で6割くらいしか戻っていない。

デジタル特集「トップが語る大予測2022年」では各界を代表する経営者のインタビューを配信しています。

コロナ禍に左右されるという状況は2023年3月期も変わらないだろう。ただ、3回目のワクチン接種も始まるので、感染者の急増で旅客需要が大きく落ち込んだ2021年8~9月のような状況にはならないと思う。

コロナ禍で大きな赤字が出て、固定費率が非常に高いという鉄道事業の弱点が露呈した。今後はコスト構造をもっと柔軟にしていく。旅客の増減に合わせて運行ダイヤを柔軟に設定できるようにしたい。

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大坂 直樹 東洋経済 記者

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おおさか なおき / Naoki Osaka

1963年函館生まれ埼玉育ち。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。生命保険会社の国際部やブリュッセル駐在の後、2000年東洋経済新報社入社。週刊東洋経済副編集長、会社四季報副編集長を経て東洋経済オンライン「鉄道最前線」を立ち上げる。製造業から小売業まで幅広い取材経験を基に現在は鉄道業界の記事を積極的に執筆。JR全線完乗。日本証券アナリスト協会検定会員。国際公認投資アナリスト。東京五輪・パラにボランティア参加。プレスチームの一員として国内外の報道対応に奔走したのは貴重な経験。

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