三日坊主は卒業!「簡単に」行動を習慣化する方法 新しい習慣を0から身につけるのは一苦労だが
また、アンカリングの効果は、場所だけでなく「時間」にも有効です。ですから、「企画立案は、平日の午前中に会社の近所のカフェで行う」などと時間帯も決めることでより効果が上がります。
このように、「アンカリング」を活用して、場所と仕事を結びつけるだけで、つい先延ばしにしてしまいがちな仕事をスムーズに進めることができるようになるのです。
誰でも簡単にできるテクニックですので、ぜひ試してみてください。
さらに、アンカリングを活用できるシーンは、「場所」と「時間」だけではありません。勉強、読書、日記、ストレッチ、散歩、筋トレなど、習慣化したいけれどなかなかできない行動を習慣づけることにも役立ちます。
具体的には、「歯磨きをした後に → スクワット1回」「朝コーヒーを飲んだ後に → 日記帳を開く」「通勤電車に乗ったら → 本を開く」といったように、すでに習慣化していることの直後に、「新しく習慣化したいこと」をくっつけてしまえばいいのです。
新しい習慣をゼロから身につけるのではなく、すでに習慣化していることの勢いを借りて行動を開始できるのでうまくいきやすいのです。
ポイントは、すでに習慣化している行動の最後と、これから習慣化したいことの最初の行動を明確にすることです。
たとえば、単に「歯を磨いたらスクワットをする」とするのではなく、「歯ブラシを棚にしまったら、スクワットを1回する」といった具合です。
最初は違和感があるかもしれませんが、しばらく続けていくと歯磨き後に自然とスクワットしている状態になりますし、むしろ、しないと物足りなく感じるようになります。
ハイテンションの効果
「なぜだかわからないけど、気乗りしない」「テンションが上がらない」というときもありますよね。そんなときには、ちょっとした行動によってスイッチを入れましょう。
たとえば、今日中に仕上げなければならない出張報告書があるのに、なんだか気乗りしないというとき、次のどちらが、より早く報告書作成に着手できると思いますか?
1.うつむいて、ため息をつく
2.上を向いて、目を見開き「よし!」とガッツポーズする
おそらく、2と答える人が多いでしょう。その通りです。
「落ち込んでいる」「気分が沈んでいる」「鬱々としている」といった、テンションの低い状態よりも、「気分がいい」「気合いが入っている」「興奮状態」といった、テンションの高い状態のほうが動きやすいのです。
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