人類初サイボーグが告白「私がこの本を書けた訳」 「ネオ・ヒューマン」著者独占インタビュー:中編

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ルール1:不運を受け入れよう

「なぜ私だけが……」などと考えても、自分の態度が卑屈になるだけで、状況は一切変わりません。前に進みましょう。

ルール2:「自分がボスである」ことを忘れるな

何者もあなたを強制することはできません。あなたの行動を決めるのは、あなた自身です。

ルール3:パニックになるな――考えろ

パニックに陥るのは、あらゆる動物に共通する習性です。しかし、そこから冷静になろうとすることができるのは人間だけです。

ルール4:決してあきらめるな

人生には希望があり、希望はエネルギーを生み、エネルギーは決意を生み、決意はすべてを変えます。

「なにがあっても諦めずに、あがく」ことの重要性

とりわけ、最後のひとつは非常に重要です。

廊下を歩いているとき、両側に並んだすべてのドアが、あなたの目の前で次々に閉ざされていったとしましょう。それでもなお、前に進みつづけることがとても大事だと私は信じています。

元来た道を未練がましく振り返って時間を無駄にするべきではありません。さらには、よく言われるように「できないことより、できることに集中する」だけでも不十分です。

自らの手で新たなチャンス、新たな始まり、新たな希望を生み出してこそ、人はその先へと進むことができるのです。

もし、人生の廊下にひとつでも開いたままのドアがあるなら、そこに飛び込んで、向こう側にあるものを心ゆくまで楽しんでください。開いているドアがひとつもないなら、壁をぶち壊して、自分の手でワクワクするような新しい人生への道を切り開いてください。

何よりも強調したいのは、今あなたを苦しめている制約があるのなら、それを逆手にとって、思い切ったことに挑戦する原動力にしてほしいということです。最も過酷な状況が、とてつもない幸運をもたらすこともある――それは、人生の真理です。

「ピーター2.0」になり、『NEO HUMAN』を執筆したことをきっかけに、私は自分がいかに幸運な人間であるかを実感しました。

振り返ってみれば、私は人生で2度の大きな幸運に恵まれています。もっとも、これまではその経験を幸運と思ったことはありませんでした。

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