ベントレー「ベンテイガHV」超高級SUVの新境地 富裕層の意識変化に対応、V8モデルとすみ分け

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Hybridのバッジがあしらわれている(撮影:梅谷秀司)

世界全体が脱炭素という一点に注目する傾向がさらに強まってきた現在、伝統的に燃料代の出費など気にもかけなかった高級車のオーナーにとっても、自分のクルマがサステイナビリティに配慮したものであるのかどうかが、購買時の選択基準として大きなウェイトを占めるようになっている。ベントレーにおいても、「ハイブリッド車に興味があるか」との問いに対し、既存オーナーの44%がイエスと回答したという。

日本市場には初お目見えとなるが、「ベンテイガハイブリッド」は欧州ではマイナーチェンジ前の2019年からラインナップされていた。プラグイン・ハイブリッドシステム自体のスペックは、その当時から変更がなく、2994ccのV6ツインターボ・ガソリンエンジン(340ps/450Nm)にモーター(128ps/350Nm)を組み合わせ、システム総合出力449ps/700Nmを得ている。

ベントレーは、ハイブリッドシステムなどの基本コンポーネンツを同じフォルクスワーゲン・グループのポルシェやアウディと共用できる。それゆえ生産台数が限られる2000万円以上のクラスのモデルであっても、早期から信頼性を確保しやすく、コストパフォーマンスを高められるのが強みだ。

「ベンテイガV8」とは格差を少なく

従来型ベンテイガハイブリッドの欧米におけるオーナーを調査したところ、その多くが毎日、家族の足として運転し、燃料を消費しないEVモードを積極的に利用しており、1日あたりの走行距離は30マイル(約48km)未満で、大半をゼロ・エミッションで過ごしているとベントレーは主張する。

とはいうものの現時点では、従来の「ベンテイガV8」とはできるだけ格差を作りたくない、というのが彼らの方針だ。

まず、V8搭載モデルとハイブリッドモデルでは、価格が同一とされた(2269万円)。外観上の識別点は、フロントドア下部に控えめに記された“Hybrid”のバッジのみ。充電プラグの蓋は、給油口とは反対の位置に同じ形状で設けられた。ラゲッジスペースも479Lで、V8より5L少ないだけだ。

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