あの「レクサスNX」が東京タワーで泡まみれ トヨタが放った“レクサスナイト”の宴

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プロのレーシングドライバーの運転で同乗試乗

会場内では、シャンプーの泡の中を走るシーンが印象的な、NXのテレビCMが流された。その後に行われたのは、プロのレーシングドライバーがハンドルを握るNXの同乗試乗である。参加者は急勾配や段差、バンク、さらにテレビCMと同じく、泡の中を通過するコースを楽しんだ。

1989年に北米で投入され、2005年8月から日本でも販売されているレクサス。しかし、13年の国内販売は、独メルセデス・ベンツに約7000台の差を付けられ、独BMWにほぼ肩を並べられた。登録車で国内約5割のシェアを持つトヨタとしては、何としてもこれから反撃が必要だ。

7月29日に発売されたNXは、事前受注で月販目標の9倍超となる6500台に達した。足元の販売も良好だという。パーティーの勢いを今後のセールスにつなげられるか。いい意味で“トヨタらしくない”攻勢が始まろうとしている。
 

山田 雄大 東洋経済 コラムニスト

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やまだ たけひろ / Takehiro Yamada

1971年生まれ。1994年、上智大学経済学部卒、東洋経済新報社入社。『週刊東洋経済』編集部に在籍したこともあるが、記者生活の大半は業界担当の現場記者。情報通信やインターネット、電機、自動車、鉄鋼業界などを担当。日本証券アナリスト協会検定会員。2006年には同期の山田雄一郎記者との共著『トリックスター 「村上ファンド」4444億円の闇』(東洋経済新報社)を著す。社内に山田姓が多いため「たけひろ」ではなく「ゆうだい」と呼ばれる。

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