40~60歳代に人気の高額玩具 リアル感追求の「大人の超合金」

価格5万2290円--。玩具としては破格にも思える価格(メーカー希望小売価格、税込み)ながら、スマッシュヒットとなっているのが、バンダイの「大人の超合金」だ。第1弾として今年3月に発売されたのが宇宙船「アポロ11号&サターン�型ロケット」。初回流通分は完売に近い状態で、年内1万個の販売計画は十分に射程圏という。

この「アポロ11号」は実物の144分の1の大きさで、塗装済みの完成品モデル。ディテールに徹底的にこだわり、エンジンの詳細などリアル感をとことん追求した。初回限定特典の司令船には、帰還時の大気との摩擦によるダメージまで精密に再現。

「3万円で中途半端な商品を作るよりは、5万円でもいい商品を作れば売れると考えた」(バンダイ・コレクターズ事業部企画開発第二チームの土田一郎氏)。

商品の主要購入層は40歳代後半から70歳代まで。リアルタイムでアポロ11号の映像を見た、人類の月面着陸に思い入れの強い世代に訴求力が強く、通常ならばバンダイの玩具を手に取ることもない顧客層を新たに開拓したといえる。

さらに第2弾として、今年12月に「スペースシャトル エンデバー号」を発売する。価格は4万7250円也。世代的に裾野が広く、「アポロ11号」以上に期待がかかる。

(石川正樹 =週刊東洋経済2010年7月10日号)

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ブックス・レビュー
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 「生活定点」で振り返る平成
  • 賃金・生涯給料ランキング
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
楽天の通信事業<br>狙いと勝算をすべて話そう

2019年10月、第4の通信会社として自前回線でのサービスを開始する楽天。今回の通信参入プロジェクトを「神がかりのショット」続きだったと話す三木谷浩史会長兼社長。その真意とともに、狙いや勝算、世界を見据えた成長戦略を聞いた。