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「先進医療特約」の割に合わないカラクリ 確率で考えれば、月100円しない理由がわかる

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「期待値」をご存知でしょうか?確率とそれが起こったときの金額などを掛け合わせた数字です。がんの先進医療を受ける期待値を計算してみましょう。確率は0.02%(=0.0002)で、平均単価は98.4万円ですから、

0.0002×98.4万円=196円強

となるのです。

一方で先進特約の保険料は年間で1000円ぐらいです。10年で約1万円、20年で約2万円です。とても割に合わないように思えます。

重粒子線治療は6回も受けられない

ちなみに先進医療の治療代を最大2000万円まで保障するということですが、この保障を上限いっぱいまで使うということは1回303万円の重粒子線治療を6回くらい受ける計算になります。しかし、ある大学教授によれば、そんなに受けると「患者の身体がもたない」のだそうです。「6回までいくと、治療というより人体実験」と呆れるぐらいです。

あるがん保険セミナーでは重粒子線・陽子線治療の施設が建設ラッシュを迎えると強調していました。が、重粒子線治療や陽子線治療は、ステージや患部が限られていて、誰でも受けられるものではないそうです。ある保険会社の人は「重粒子線治療や陽子線治療の対象となるのは浅いステージ。それだったら『患部を切除する』と判断する医師が多いのではないか」と首を傾げます。また、ある保険研究家は、「重粒子線治療や陽子線治療の施設建設は町おこし、村おこしの一種」とまで言い切ります。

こういう話を聞いて、「先進医療特約はつけなくてもいいのではないかな……」、と思うのは筆者だけでしょうか。

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