では、どうすれば「長期熟成の本物のしょうゆ」と「添加物を駆使したしょうゆ」を見分けることができるのか。
見分け方は簡単です。「裏ラベル」を見ればいいのです。
昔ながらの「長期熟成の本物のしょうゆ」は原材料が「大豆、小麦、食塩」だけですが、「添加物を駆使した調味料」には「調味料(アミノ酸等)」「カラメル色素」「甘味料(サッカリンNa、甘草、ステビア)」「保存料」などと書かれていたりします。
この「長期熟成の本物のしょうゆ」と「添加物を駆使したしょうゆ」の違いについては、私が『食品の裏側』でくわしく指摘したことです。
あれから15年たち、普通のスーパーでは、添加物が大量に含まれたしょうゆを見かけることは少なくなっているようです。「健康には気を使っているから、ちゃんと食品表示(裏ラベル)を見て買っています」という人も多くなっています。
ところが、私たちは意外なところで、この「添加物を駆使した調味料」を摂ってしまっているのです。
「テイクアウト」「外食」のしょうゆは?
それが、「テイクアウトで付いてくるしょうゆ」や、「外食店などで口にするしょうゆ」です。
たとえば、テイクアウトのお寿司やお弁当を買うと、しょうゆの小袋がついてきますよね。スーパーの惣菜コーナーでは、自由に持ち帰りできるところもあります。みなさん、一度、あの小袋の「表示」をよく見てください。
すべてとはいいませんが、「添加物を駆使したしょうゆ」のケースも多く、小さいしょうゆの袋に「調味料(アミノ酸等)」などと書かれてはいないでしょうか?
同じことが「外食」でも言えます。たとえば回転寿司や居酒屋などに行くと、テーブルにしょうゆが、ボトルごと置かれている店もありますよね。
そのとき、ボトルの「裏ラベル」を見てほしいのです。それは「調味料(アミノ酸等)」などが含まれた「添加物を駆使したしょうゆ」ではないでしょうか? それだと、「長期熟成の本物のしょうゆ」で食べるのと比べて、同じお寿司やお刺身でも、美味しさは半減してしまいます。
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