もう日本に「カジノ施設」は永遠にできないのか 横浜市長選であぶり出された「IR」の無理な構造

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ここから先はカジノではない、競馬のコーナーだ。

22日の北九州記念(小倉競馬場のメインレース、G3)では3歳牝馬のヨカヨカが好走し、熊本産馬として初のJRA(日本中央競馬会)重賞勝利を挙げた。

キーンランドカップは3歳馬のレイハリアに期待

となれば29日のキーンランドカップ(札幌競馬場の第11R、距離1200メートル、G3)では、5月の葵ステークスでヨカヨカに先着したレイハリアに期待したくなる。ちなみに葵ステークスでは3着のオールアットワンスも次走でアイビスサマーダッシュ(G3)を制しており、レベルの高い1戦であったことが窺える。

レイハリアは1200メートルを3連勝中。キーンランドカップでは、メイケイエールやミッキーブリランテが人気になりそうだが、スプリント戦ならこちらに分があるし、斥量でも恵まれている。鞍上の亀田温心騎手は、「温心」と書いて「ハート」と読ませる。心を込めて単勝馬券で応援したい。

その一方で、昨年の覇者エイティーンガールと、前走同じコースで鋭いところを見せたカツジの2頭も気になっている。少額をワイドで流すのも一案か。

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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