【産業天気図・銀行業】金融緩和で細る収益基盤、終始「雨」で新たな再編も


 メガバンクグループは総資産の量に比して低収益。海外で稼ぐか、証券関連の手数料収益をあげるしかない。傘下のノンバンクは今後も損失計上が懸念されるため、三菱UFJフィナンシャルグループ<8306>のアコムと三井住友フィナンシャルグループ<8316>のプロミスの再建動向は注目材料だ。

みずほフィナンシャルグループ<8411>は懸案の普通株増資枠を上限8000億円で設定したが、増資が実際に成功するかどうかが当面の注目点。今期は3グループ中でも低い収益の立て直しが課題でもある。

メガバンクグループは証券子会社の強化と中国を中心とするアジア市場のみが期待分野。この面では相対的に三菱UFJが有利。あおぞら銀行<8304>と合併が破談になった新生銀行<8303>の資本が脆弱であり、新経営陣のもとで早期に資本増強にめどをつけられるかが焦眉の課題だ。

環境が厳しい中で、第二地銀の中には収益が細っている銀行が多く、大口の貸倒先が出ると赤字に転落しかねない。厳しい環境が続く中、新たな再編の動きも出てくるだろう。

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