デルタ株猛威、ワクチン低接種率の州から全米に 新規感染と入院者数が2月以来の高水準に

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米国での新型コロナウイルスのデルタ変異株の拡散は、南部などワクチン接種率の低い州で始まったが、今や全国に広がり、新規の感染件数と入院者数が2月以来の高水準に達している。

米疾病対策センター(CDC)が設定している市中感染の水準に関する指標で、38州が最高の「高い感染」となっている。住民10万人当たりの新規感染者が100人以上、あるいは陽性率10%以上を意味する。他12州とコロンビア特別区(首都ワシントン)は2番目に高い「相当な感染」となっている。

ワクチン接種率の高い州にも感染広がる

最近の感染再拡大の波はワクチン接種率の低い州から始まった。フロリダ州やルイジアナ州、ミシシッピ州の病院の集中治療室(ICU)はコロナ患者であふれている。

ただ、感染力の強いデルタ株は、ワクチン接種が他地域より先行して進んだ州にも広がり、より厳格な抑制措置の導入を余儀なくされている。CDCによれば、23州と首都ワシントンでは新規感染の7日平均がこの1週間で少なくとも50%増加。これにはワクチン接種率が高いバーモント州やワシントン州、ハワイ州が含まれる。

原題:Delta Wave Goes Coast-to-Coast in U.S., Showing Variant’s Force(抜粋)

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著者:Jonathan Levin

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