この2週間というもの、テレビはまるで魔法の箱である。チャンネルをひねれば目の前にドラマが広がる。しかも「13年ぶりの連覇」とか「兄妹で同日に金メダル」とか「スーパースターが予選落ち」などと、感動とサプライズが連日とどまることを知らない。いやはや、スポーツこそは究極のコンテンツなのである。
五輪の後は、政局を楽しむしかない?!
ところが8月8日には、その東京五輪も閉会式を迎えてしまう。
コロナで外出がままならない昨今、9日からはさて何を楽しみに生きて行けばいいのだろうか?
結論から言うと「オリンピックの後は、政局をお楽しみください」ということになるのではないだろうか。まずは当面の政治日程を確認しておこうではないか。
8月 東京五輪閉会式(8日)
8月の時事世論調査(13日)
内閣府が4-6月期GDP速報値を公表(16日)
横浜市長選挙(22日)
パラリンピック開会式(24日)
自民党総裁選管理委員会が9月の総裁選日程を決定(26日)
東京都など6都府県の緊急事態宣言の期限(31日)
9月 デジタル庁が発足(1日)
パラリンピック閉会式(5日)
自民党総裁選告示(17日?)
自民党総裁選挙(29日?)
自民党総裁の任期切れ(30日)
10月 衆議院議員の任期満了(21日)
これまで市場関係者などのメインシナリオでは、9月5日にパラリンピックが閉会式を迎えたら、菅義偉首相はすぐに臨時国会を召集して冒頭解散。10月には総選挙が行われ、総裁選の日程は延期される。自民党は総選挙で議席を減らすが、それでも「民意は得た」ということになり、総裁任期は「シャンシャン」と延期される、というものであった。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら