経営コンサルでワーママの私がガンにかかったら 人生における「突然の電源オフ」を乗り越える術

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文字どおり、目の前が真っ暗になった。うなだれる、というのがもっと正確かもしれない。あと何年、何カ月、生きられるのだろう……。まさに死神がすり寄ってきた気分だった。呆然として顔を上げることができなかった私に、医師がいった。

「白血病は不治の病のイメージが強いですが、今は治る病気なんですよ。ただ、治療に時間がかかります。最低半年は、必要です」

え? 今は治すことができるの? 先生、それを早くいってよ!! そして私が、間髪入れずに発した言葉は、

「じゃあ先生、治してください。私はどうしたらいいですか?」

だった。

診断後、即休職、翌日入院、まさに「日常生活」強制終了

病気になったら、治すしかない。私のマインドはその瞬間から、治療にフォーカスされた。私のなかで「白血病細胞撲滅プロジェクト」がスタートした瞬間だった。

「本来ならすぐにでも入院ですが、お子さんもいることなので帰宅を許可します。必要なアレンジをしてもらい、明日からの入院にしましょう」と医師はいった。

7月26日 健康診断受診
7月30日 クリニックからの呼び出し
7月31日 精密検査後の白血病発症の宣告
8月  1日 大学病院入院

まさに、「日常生活」の強制終了だった。入院治療のため、仕事は当然休職することになる。

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