「朝食を食べない派の人」が招く超危険の正体 毎日食べる人ほど「脳卒中リスク低い」結果も

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「朝食を抜くと脳出血が増える」という研究結果も出ています。国内で行われた研究で、45〜74歳の男女8万人以上を対象に、約13年間追跡調査を行ったところ、「朝食を毎日とっている」と答えた人に比べて、「週5〜6日」の人は1.1倍、「週3〜4日」の人は1.22倍、「週0〜2日」の人は1.36倍、脳卒中のリスクが高くなっていました。

朝食は立ちながら食べたほうがいい

朝食をとったほうが血管にいいとはいえ、糖質や脂肪のとりすぎは避けたいところ。とくに私は、仕事(外来診療)中は座っている時間が大半なので、朝食は「無糖コーヒーと手作りの野菜ジュース」が基本です。

『健診・人間ドックではわからない! かくれ高血糖が体を壊す』(青春出版社)書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします。

なおかつ、キッチンで野菜ジュースをつくって、そのままキッチンカウンターで立って飲んでいます。単純に朝の時間短縮のためにはじめた習慣ですが、慌ただしい朝は食後に歩いたり、体操をしたりする時間を確保しにくいので、食後高血糖対策にはおすすめです。

じつは池谷家では、朝だけではなく夕食も、軽くすませたいときには立食スタイルにしています。キッチンカウンターにつまみを並べて軽くお酒を飲みながらの夕食です。

「行儀が悪い」と思われるかもしれませんが、血管にはやさしいスタイルです。それに、いつもと違う食べ方のせいか、よりおいしく感じることも。池谷式立食、ぜひ試してみてください。

池谷 敏郎 医学博士/池谷医院院長

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いけたに としろう / Toshiro Iketani

1962年、東京都生まれ。医療法人社団池谷医院院長。東京医科大学医学部卒業後、同大学病院第二内科に入局。1997年、医療法人社団池谷医院理事長兼院長に就任。専門は内科、循環器科。現在も臨床現場に立つ。生活習慣病、血管・心臓などの循環器系のエキスパートとして、数々のテレビ出演、雑誌・新聞への寄稿、講演など多方面で活躍中。東京医科大学循環器内科客員講師、日本内科学会認定総合内科専門医、日本循環器学会循環器専門医。著書に『体内の「炎症」を抑えると、病気にならない!』(三笠書房)、『「血管を鍛える」と超健康になる!』『血管の名医が教える15歳若返る習慣』(ともに知的生きかた文庫)などがある。

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