打診の半年後、CPグループ総帥の謝国民(タニン・チャラワノン)会長が伊藤忠本社を訪問。両首脳はすっかり意気投合し、資本提携へ足並みを揃えた。出張先にも風水師を同行させるほどゲンをかつぐ謝会長は、「岡藤社長の福耳が気に入った」と周囲に漏らしたという。
トップ同士の息が合い、大型提携は実現へと動き出した。だが、両社の関係は単純な持ち合いにはならなかった。
CPグループ側は、総合商社の世界的なネットワークに期待し、伊藤忠本体への出資を求めた。一方で、伊藤忠側の出資先はグループ企業のCPポカパン(CPP)だ。CPPは、CPグループの中核子会社であるCPフーズ(CPF)の、そのまた子会社。中国では2位の飼料メーカーで、ベトナムでも飼料・畜産事業を営む。この企業に伊藤忠は870億円を投じて25%出資する。
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