1年半越しで結実、エドウイン再建案の行方 伊藤忠がスポンサーに決定、大手2行の出方がカギ

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伊藤忠による支援が決まったエドウイン。再建は進むか(撮影:梅谷秀司)

経営再建中のエドウイン・ホールディングスは3月10日、伊藤忠商事と正式にスポンサー契約を締結した。5月末をメドに伊藤忠の100%子会社になる見通しだ。

エドウインは自社ブランド「EDWIN」のほかに、「Lee」などのライセンスブランドを展開するジーンズ製造・販売業者。直近の2013年5月期の連結売上高は500億円と、国内最大手だ。

しかし、2012年8月に経理担当者の自殺事件をきっかけに、為替デリバティブや仕組み債などによる巨額損失が発覚。同社は2013年11月に私的整理の一種である事業再生ADR(裁判以外の紛争解決手続)を申請するのと並行して、スポンサー企業を探し、経営再建を急いでいた。

今後、伊藤忠はエドウインの国内外にある34のグループ子会社を本体1社に整理し、5月末をメドに創業家一族などから全株式を取得し完全子会社とする。創業家の常見修二社長は経営責任を取って退任し、伊藤忠から社長以下、役員、監査役を送り込む形で、内部統制の強化や不祥事再発の防止に取り組む。

大手商社や同業各社が争奪したワケ

スポンサーの入札には伊藤忠のほかに、豊田通商とアパレル大手のワールドの連合や、同じくアパレル大手のTSIホールディングスなど合計4グループが名乗りを上げていた。エドウインが持つ国内外での強いブランド力や、欧州の高級ブランドにも商品を供給する高い技術力を持つ国内13工場の生産基盤は魅力的だった。

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