子どもの疑問「天気予報はなぜ外れる?」の答え方 気象キャスターくぼてんきが「天気の謎」を解説

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■空を見て天気を予想する方法

現在の天気予報のように精度は高くありませんが、空を見て、雲や風、さらに生き物たちの行動から天気を予想することを「観天望気」と言い、昔から暮らしの中で役立てられています。

  • 「星がきれいにまたたく夜は、翌日の強風に注意」
  • 「ツバメが低く飛んでいると雨になる」
  • 「クモが巣を張ると晴れ」
  • 「遠くの音がよく聞こえるときは、間もなく雨が降る」
  •  

とくに天気を予想しやすいものは雲で、「大きな積乱雲ができていたら雨が降る」など。知っていれば、役に立つものばかりです。

「注意報」「警報」が出たらどうすればいい?

「注意報」は災害が起こるおそれがあるときに、警報は重大な災害が起こるおそれがあるときに出されます。その基準は地域によって違いますが、「警報」は、「出ているときに外にいたら死の危険がある」というほど高いレベルのものです。

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もちろん、「注意報」の段階から十分気をつけなければならないのですが、危険度が上がると「注意報」→「警報」になることは覚えておいてください。

そして、「警報」の基準を超えてより重大な災害が起こるおそれが出てくると、「特別警報」が出されることもあります。「大雨特別警報」「暴風特別警報」などが出されるということは、もうすでに災害が発生している可能性が高いので、その前に、避難したり、命を守る行動をするように心がけてください。

天気予報にまつわる、いくつかの謎についてお話しいたしました。これらを知っているだけでも、天気への理解レベルがぐっと上がったと思いますが、天気の不思議は、まだまだ尽きることがありません。

まずは、空を見上げて、雲の形や風の流れを楽しんでください。見上げるごとに、きっといろいろな発見があると思います。

明日はどんな天気でしょうか?

くぼてんき 気象予報士・気象キャスター、防災士

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Kubotenki

1983年生まれ、大阪府出身。気象予報士と防災士の資格に加え、東京都が認定する大道芸人ヘブンアーティストのライセンスも持っている。
小学校、商業施設、さまざまなイベントなどで「天気」「環境」「防災」をテーマにした講演、ワークショップなどを行う。

2018年4月~2019年3月、テレビ神奈川の気象キャスター。
2019年4月~、日本テレビにて放送中「ZIP! 」の人気気象キャスターとして活躍中。

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