子どもの疑問「天気予報はなぜ外れる?」の答え方 気象キャスターくぼてんきが「天気の謎」を解説
現在の天気予報のように精度は高くありませんが、空を見て、雲や風、さらに生き物たちの行動から天気を予想することを「観天望気」と言い、昔から暮らしの中で役立てられています。
- 「星がきれいにまたたく夜は、翌日の強風に注意」
- 「ツバメが低く飛んでいると雨になる」
- 「クモが巣を張ると晴れ」
- 「遠くの音がよく聞こえるときは、間もなく雨が降る」
とくに天気を予想しやすいものは雲で、「大きな積乱雲ができていたら雨が降る」など。知っていれば、役に立つものばかりです。
「注意報」「警報」が出たらどうすればいい?
「注意報」は災害が起こるおそれがあるときに、警報は重大な災害が起こるおそれがあるときに出されます。その基準は地域によって違いますが、「警報」は、「出ているときに外にいたら死の危険がある」というほど高いレベルのものです。
もちろん、「注意報」の段階から十分気をつけなければならないのですが、危険度が上がると「注意報」→「警報」になることは覚えておいてください。
そして、「警報」の基準を超えてより重大な災害が起こるおそれが出てくると、「特別警報」が出されることもあります。「大雨特別警報」「暴風特別警報」などが出されるということは、もうすでに災害が発生している可能性が高いので、その前に、避難したり、命を守る行動をするように心がけてください。
天気予報にまつわる、いくつかの謎についてお話しいたしました。これらを知っているだけでも、天気への理解レベルがぐっと上がったと思いますが、天気の不思議は、まだまだ尽きることがありません。
まずは、空を見上げて、雲の形や風の流れを楽しんでください。見上げるごとに、きっといろいろな発見があると思います。
明日はどんな天気でしょうか?
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