20万人登録YouTuberが「半年で収益化」した方法 ブログとの相乗効果や「動画作成のコツ」を紹介

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私の場合は、チャンネル登録者10人になるまで1カ月半、登録者100人まで3カ月、登録者1000人になるまでは半年間の歳月(動画本数:67本)を要しました。私の動画の作成時間は1本当たり6時間ほどなので、登録者1000人を迎えるまでの作業時間はおよそ400時間です。この膨大な作業時間を費やしながら、半年間無収入で動画を投稿し続けて初めて収益化を達成することができたのです。

YouTubeを始めた当初は、「チャンネル登録って本当にされるの?」「コメントって幻じゃないか?」「自分のチャンネル見ているのは自分だけ」と思いながら、諦めずに投稿していたのです。だからこそ登録者20万人超の今があるのです……(笑)。

GoogleAdSenseによる収益化は高い壁ですが、一方でブログのようにアフィリエイトによる収益化方法も存在します。また、YouTuberとして認知されると、企業から声がかかるなど仕事の話も舞い込みます。

ブログとYouTubeの相乗効果

私がYouTubeを始めたきっかけは、ゲーム実況者に憧れて学生時代に動画投稿をしたことでした。当時は稼ぐことは考えておらず、純粋に「動画作成が楽しい」「反応がもらえてうれしい」と思いながら動画をつくっていました。趣味で投稿していたので、学生生活が忙しくなるにつれて動画作成が負担になり、チャンネルを閉鎖してしまいました。この学生時代のYouTube動画作成で、「登録者や再生数を獲得するのがいかに難しいか」を経験しました。

その後、再びYouTubeを始めたのは、「FIREするために副業を始めたい」と考えたからです。当時、副業の一環としてブログを書いており、「ブログの内容を利用すれば低コストで動画がつくれる」と思い、動画投稿を始めました。

YouTubeが収益化するまでには、前述のように半年の歳月を要しました。多くの人は、無収入で動画を出し続けることに耐えきれず、収益化の前に挫折します。私が無収入でも動画投稿を続けられた理由は、「動画作成が好き」「ブログのついでに動画をつくろうと思った」「YouTubeの難しさを学生時代に知っていた」などがあげられます。もし私が、最初から「YouTubeを副業にして稼いでやる!」と思って投稿を始めたとしたら、やはりすぐに挫折したことでしょう。

私は、今はYouTuberとして収益を上げることができています。しかし、「YouTubeを副業としてすすめるか」と問われたら、すぐにイエスと答えることはできません。収益化のハードルが非常に高く、稼ぐことを目的に始めた多くの人が挫折するからです。YouTubeを始めるのであれば、「動画を見てもらいたい」「動画をつくることが好き」という人にかぎり、おすすめします。

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