日本でコロナが意識され、企業業績に影響が及び始めたのは、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の乗客の集団感染が確認された2020年2月頃だ。そこでコロナの影響がなかった3期前の2018年12月期~2019年3月期の営業利益と、今2021年12~2022年3月期の予想営業利益を比較して、増益率が高い順に並べた。
下記に掲載しているのはその一部の10位までだ。なお作成にあたっては、今期と来期も営業増益見通しという条件を加えている。ランク入りしたのは、ウィズコロナにも適応した会社といえそうだ。
コロナ前より大きく業績が伸びる企業
首位のクロスプラスは、婦人服製造卸の大手。業績が大きく伸びたのは前2021年1月期からで、不織布マスクなど非衣料が大きく伸びた。今2022年1月期はコロナ関連品がやや一服するものの、主力の量販店向けが前期の休業影響の緩和で回復し、トータルで高水準の利益を保つ。2位の岡藤日産証券ホールディングスは、昨年10月の日産証券との経営統合が寄与する。
コロナ禍という危機が会社に変革を促し、成長へとつながることある。会社四季報夏号を活用して、そうした勝ち組企業を探していただきたい。
(本記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら