「外国人との食事ダメ」騒動で語られていない問題 「外国人=脅威」というラベル付けの真の危険性

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しかし、すべての外国人を含めるところまで警戒を拡大することは危険であり、非難に値する。なぜ保健所が住民に対し、外国人だけを新型コロナの脅威とせず、たんに「全般的に」会食を避けましょうとか、「全般的に」マスクを着用しましょうといった提案をしなかったのかは謎だ。すべての外国人を攻撃することはばかげたことであり、度を越した対応なのは言うまでもないだろう。

ありがたいことに、このナンセンスへの反応という意味では、多くの人が同様の考えを示した。日本人も外国人もこの文書の卑劣さを標的にツイートした。そしてそのようなツイートの中には「外国人嫌い」思想を広める考え方を非難するものもあった。

ツイッターでも驚きや憤りの反応

ある人はツイッターで、そもそもこのようなメッセージが公開されたことに対して本当に憤っており、人種差別的な内容などについてチェックされることもなく、このようなものが一般に公開されてしまうのは驚きであり、おそろしいことだと書いている。

外国人を差別するつもりはなかったという保健所の主張を信じがたいと腹を立てる人もいた。

また、別の人は、「デマでなければひどい差別発言。人権裁判所に訴えてもいいレベル」とツイートしている。

千葉商科大学の専任講師であるブライアン・ベリー氏は今回の件について「保健所がパンデミック時に外国人に対する露骨な差別を積極的に推進しているというのはおそろしいことだ」と話す。

今回、潮来保健所は「外国人を差別する意図は全くありませんでしたが、誤解を招く表現があったとしたら申し訳ありませんでした」と謝罪しているが、現在40歳で、16年間日本に住んでいる同氏はこれについて、「何が問題なのか理解していない謝罪は、頻繁かつ組織的に起きている差別の説明責任が問われないという、日本におけるより深刻な問題を浮き彫りにした」と指摘する。

なぜ間違いが発生し、行われたのか、またこの種の間違いが二度と起こらないために何ができるのかを理解し、協力しなければ謝罪は価値や責任を伴わないただの言葉であり、もともとの内容と同じくらい不快なものである。

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