続発する施工トラブル、「太陽光」普及に冷や水


 業者数は、主に補助金政策によって大きく変動してきた。最初の政府設置補助が効力を発していた1994~05年には、一時2000社超の施工業者がいたが、補助の打ち切りで約半数が撤退。補助金が復活した現在、業者が再び押し寄せている。

低い参入障壁に潜む“手抜き工事”の温床

ある販売施工業者は「3年前と比べると3~4倍の数になっている」と話す。参入しているのは、電気工事店や屋根工事店など、事業に比較的親和性のある業者だけではない。なんと地場のスーパーや先物業者などまったく異業種からの参入もあるという。

施行トラブルの続発は、その参入の容易さが大きく関連している。

「ID神話」--。関係者の間でこんな言葉がささやかれている。IDとは、太陽電池メーカーが発行するもので、いわば太陽光パネルを仕入れて設置するための許可証のことだ。端的に言えば、各太陽電池メーカーが主催する研修に合格してIDさえ入手できれば、太陽光発電の販売施工は誰でも始められる。

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • CSR企業総覧
  • 中学受験のリアル
  • ソロモンの時代―結婚しない人々の実像―
  • 女性の美学
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
銀行員の岐路<br>30万人の明日はどっちだ

超低金利、過剰な店舗、デジタル化対応にフィンテックの台頭。大きな課題に直面する銀行の苦悩は、岐路に立たされる銀行員たちの姿でもある。3メガバンクの人事改革、銀行員の転職事情、地銀決算ランキングなど、銀行員必読の特集。