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星野源と新垣結衣「結婚」が気づかせた大事なこと 厳しい現実の中、テレビ関係者にもうれしい訳

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  • 村上 和彦 TVプロデューサー、京都芸術大学客員教授
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2人がコロナ禍で結婚するにいたったことを、「コロナ禍で、会うなんて」などと非難する声は今のところ聞こえない。

この結婚は「コロナ禍だって結婚してもぜんぜん構わない」という、普通で「大事なこと」を改めて気づかせてくれたのではないだろうか。

コロナ禍での結婚を、テレビは堂々と「祝福」している。

普通に「幸福」な出来事だからである。

視聴者も同様に祝福をする。

「ハッピーなニュースで視聴者も見てくれるから」放送をするという計算もあるだろう。

しかし、この結婚報道は、同時に「コロナ禍でも祝福をして構わない」という「大事なこと」も伝えていると思う。

冒頭から慶事をお伝えすることが、放送する側にとってどれだけ嬉しいことなのか。

テレビを見る人にとってどれくらい「ホッとする」ことなのか。

厳しい現実を伝えるのも「幸福」を分かち合うのも

そして「緊急事態」「自粛」という言葉があふれる中で、「結婚」というニュースがいかに閉塞感を(たとえ一瞬でも)晴らしてくれることか。

改めて多くの人が感じた違いない。

この1点においてだけでも、星野さんと新垣さんの結婚にテレビは「感謝」したほうがいいだろう。

この結婚報道の後には、各番組ともCMを挟んで「コロナ」を伝えている。

数日後には、冒頭ニュースは再び「コロナ」が連なることになるだろう。

しかし「幸福」なニュースがあれば、やはりしっかりと「明るく」伝えていく。

正確な情報や厳しい現実を伝えることもテレビの使命だが、一方で視聴者と「幸福」を分かち合うことも、テレビにとって非常に大事な役目だと思う。 

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