数字が示す「日本人がコロナで脱東京」の虚構 東京の転出超過は外国人、日本人は7440人増

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次に、東京23区(東京都特別区部)の状況はどうなっているかを住民基本台帳ベースの数値で見てみよう。

 

総人口は約3万人の減少だが、日本人は481人の増加となっている。23区も微々たる数字ではあるが、日本人人口は増えている。区部の状況をもう少し分析してみると、日本人人口が増加したのは12区、減少したのは11区と拮抗している。

人口増加が多い区は、

①江東区 2793人
②品川区 2123人
③台東区 1887人
④中央区 1698人
⑤墨田区 1085人

の順となっている。増加率で見ると千代田区の1.60%(1014人増)が最高だ。

新築のタワーマンションなどが建つエリア、再開発が進むエリアを中心に、富裕層を中心とした都心回帰が続いているのだろう。

興味深いのは、人口10万人当たりのコロナ感染者数がダントツに多い新宿区の人口増減だ。日本人は872人増となっている一方で、外国人は前年の4万219人から3万6354人へ3865人もの大幅減少となっている。

減少数で見ると①韓国943人 ②中国805人 ③ベトナム345人 ④ミャンマー343人 ⑤ネパール332人と、アジア系住民の減少が目立つ。

どこから新宿区にやってきた?

一方、新宿区に転入してきた日本人はどこから来ているのだろうか。住民基本台帳人口移動報告の2020年参考表を基に、日本人転入者2万9479人の移動状況を都道府県別に調べてみると、こんな結果が出た。

①東京都 1万5428人 (特別区部1万3051人)
②神奈川県 2411人
③埼玉県 1885人
④千葉県 1444人
⑤大阪府 907人
⑥愛知県 622人
⑦福岡県 576人
⑧北海道 543人

新宿へ転入した人の半数は都内からということだ。そのほかは首都近郊や大都市圏からとなっている。コロナ禍が長期化するなかでも、全国から人を引きつける新宿の魔力だろうか。ちなみに2020年(1〜12月)の新宿からの日本人転出者は2万8447人で、1032人の転入超過だった。

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