美人官僚が結婚相手に課す「2要件」 堂々の最終回は桐谷美玲似、東大出身美女と語る

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大学の合格発表をひとりで見に行ける程度に腹が据わっているのは、学歴や肩書にこだわりすぎない女性のほうが多い気がする。だとしたら、政治家やキャリア官僚に代表される社会のリーダーに女性が増えることを期待したくなる。

高学歴の女性たちが社会的に活躍するには、仕事だけでなく私生活も楽しめることが必要だ。恋愛や結婚はそのひとつである。目立つ美人であり社交性もある西村さんに4年間も恋人がいなかったのは、仕事が忙しすぎることに加えて、「恋愛に成長を重ねたい」という個人的な理由もあった。

「学生時代から3人の男性とお付き合いしましたが、結婚はまったく考えませんでした。恋愛に、自分が知らないことを教えてくれる人を求めていたのだと思います。自分がステップアップできる人じゃないと好きになれないなんて、本当の恋愛じゃありませんよね。恋人ができないのは当然です。最近、ようやく反省したら恋人ができました」

恋愛面で相手に求める2つの要件

成長させてくれることは要件から外した西村さんだが、譲れないことが2つある。ひとつは、女性にも働いてほしいと思っている男性であることだ。

「平日は私も仕事をしたいし、家事もやるけれど専業主婦のように完璧にはできません。週末はサッカーを見てリフレッシュしたいです」

実はサッカー観戦が2つめの条件。西村さんは毎週でもサッカー場に行きたいほどのサッカーフリークであり、「趣味が合う」男性でなければ、限られた余暇を一緒に過ごせないらしい。つつましいのか勇ましいのかよくわからない条件である。

幸いなことに、昨年末に東大つながりの歳下のイケメンと出会い、2つの条件も完全に満たし、無事に恋人同士になった。

「彼はベンチャー企業で働いています。東大生にしては勇気ある選択です。仕事もちゃんと頑張っている人はやっぱりカッコいいですね」

自分を成長させてほしいという気持ちにこだわっていたら、年下の男性にはいつまでも目が向かなかっただろう。西村さんと話していると、動き回りながらも自他の状況を冷静に見て行動の方向性を微調整していることがわかる。走りながら考えてまた走る。プロサッカー選手のように強靭な女性と出会えた気がする。

賢くて強く、高潔で美しい――。それがエリート美女なのだ。連載は今回で終わりになるが、これからも彼女たちの近くで生きていきたい。

大宮 冬洋 ライター

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おおみや とうよう / Toyo Omiya

1976年埼玉県生まれ。一橋大学法学部卒業後、ファーストリテイリングに入社するがわずか1年で退社。編集プロダクション勤務を経て、2002年よりフリーライター。著書に『30代未婚男』(共著、NHK出版)、『バブルの遺言』(廣済堂出版)、『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました。』(ともに、ぱる出版)、『人は死ぬまで結婚できる 晩婚時代の幸せのつかみ方』 (講談社+α新書)など。

読者の方々との交流イベント「スナック大宮」を東京や愛知で毎月開催。http://omiyatoyo.com/

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