開店初日から大行列! 人気ドーナツ店「クリスピー・クリーム」が“くいだおれの街”に進出《NEWS@もっと!関西》
大阪を代表する繁華街・ミナミで、「ドーナツ戦争」が勃発している。
4月29日、米国発祥の人気ドーナツ店「クリスピー・クリーム・ドーナツ」が、若者で賑わう心斎橋に新店を開店した。「ミスタードーナツ」を運営するダスキンも同日、高級ドーナツ店「カフェ アンドナンド」を難波の千日前通りにオープン。どちらも東京都内を中心に人気を集めるチェーンで、今回がそろって関西初出店となる。
夜が明け始めた午前6時3−分。冷たい雨が降る中にもかかわらず、クリスピー・クリーム・ドーナツ心斎橋店近くの街道沿いに、若者を中心とした大行列ができていた。行列はグングン膨れ上がり、開店前には600人、6時間待ち。混乱を避けるため、店側は予定の午前7時より15分早く店を開けた。
行列先頭の親子連れ(50歳代主婦と20歳代OL)は、前日の夜22時過ぎから並んでいたという。「東京で食べたことのある娘から『おいしい』と聞いていたので、どうしても食べたくて。午前3時頃から雨が降るは、雷も鳴るは、風も吹くは・・・。大変でした」と、主婦は破顔一笑した。
クリスピー・クリーム・ドーナツは、しっとりした柔らかい表面の生地に砂糖をコーティングした商品が特徴で、東京の新宿店や有楽町店は「行列ができるドーナツ店」として全国的に知られる。価格帯は1個160~200円。
心斎橋店は国内14カ所目となる店舗だ。最大の76席を設置する。表面にチョコレートで笑顔のマークをあしらったドーナツなど(12個入りの「ダズンボックス」に入っている)、大阪限定の商品も展開する。開店直後の店内では、商品を口にした顧客から「むっちゃうまい」「むっちゃクリスピー」と、歓声が上がっていた。
一方のカフェ アンドナンドも負けてはいない。こちらは午前10時の開店前に350人が行列。ダスキン・新業態開発部の原田剛部長は「100人ぐらいの事前予想でしたが、この行列は想定以上です」と語る。