ヤフーとDeNAがパソコン向けソーシャルゲームで提携、未開の成長市場で強者がタッグ
携帯ではグリーと市場を分け合うモバゲーだが、パソコンの世界ではミクシィに歯が立たない状態。ミクシィはゲームに偏った戦略をとってはいないが、パソコン用ソーシャルゲームではディー・エヌ・エーもミクシィのプラットフォームを利用せざるを得ない状態になっていた。
ディー・エヌ・エーはパソコンネットを牛耳るヤフーとがっつり組むことで、パソコンでは一ゲーム提供者にとどまっていた立場から、プラットフォームの運営者としての立場もものにすることになる。
今回の提携によって「できるだけ早い時期に、できるだけ高い収益を上げたい」と井上、南場両社長は声をそろえる。世界的にみれば、世界最大のSNS・フェースブック上では百億円の単位で売り上げるソーシャルゲームが登場している。そしてそのメインの舞台はパソコンだ。今回も世界中のパソコン向けソーシャルゲームの有力ベンダーの参入を促したいとしており、潜在力は大きいと言えるだろう。
世界中で盛り上がりを見せるソーシャルゲームの市場だが、国内ではパソコン、携帯の両分野の有力企業が組んだことで市場の拡大に一段と弾みがつきそうだ。
(丸山 尚文 =東洋経済オンライン)
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら