女が「変身」に慣れている理由
さすがに「白馬の王子様に救い出される」というストーリーを鵜呑みにする人は少なくなりましたが、それでも、結婚相手で人生が大きく変わる可能性は、男性よりも高いのも事実。「今はこんなだけど、いつか突然」という気持ちを捨て切れないのは、仕方のないところです。
そう考えると、小さい頃から慣れ親しんだ「ままごと」も、そこには影響しているのかもしれません。あるときはお母さん役を、あるときはお父さん役を、またあるときには、ペットと合わせてやすやすとひとり3役を演じなければならないのが、ままごとなのですから。男たちに比べて、変身慣れしていると言えるでしょう。
また、ヘアメイクやファッションで、毎日のように「プチ変身」を体験していることも、彼女たちに「いざとなったら変われる!」という自信を与えている要因です。到底、男性が理解できるものではありません。
ですからたとえば、異動していく女性社員には「新しい部署で力をつけて、再び戻ってきてほしい」という言い方よりも、「新天地では、自分でも気づかなかったような才能が見つかるかもしれない」という励まし方のほうが刺さるはず。
がむしゃらに成長を追い求める男と、まったく違う自分を夢見て変身を願う女。どちらがいい・悪いではありませんが、こうした「変わる」ことへの意識の差もまた、職場で男女がすれ違う原因のひとつです。
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