ドラム型洗濯機が2万円! 中国メーカーが仕掛ける激安白モノ家電戦争



 見た目に大きな変化のないエアコンや冷蔵庫の上位機種を買おうとはせず、とりあえずテレビは液晶テレビに、洗濯機はドラム型洗濯機にするのが今後の新居のスタンダードになるのではないか。また液晶テレビが都市部や農村部の市街地の人々の買い換えニーズをつかんだように、やがて家電下郷と以旧換新の相乗効果で売れるのではないだろうか。

多くの家庭で年季の入った洗濯機が現役で稼働している。中国で家電が普及し出したのは沿岸部が1980年代後半、内陸部で90年代前半のこと。テレビは14インチ白黒から20インチ台カラー、30インチ台カラー、液晶テレビと家庭の中で買い換えられてきた。しかし、洗濯機はいまだ買い換えていない家庭もよく見る。外観を大きく変化させる激安ドラム型洗濯機の登場で、洗濯機を買い換えようと思う人々は、ブラウン管テレビユーザー以上にいるはずだ。

過去に液晶テレビ市場で、日系メーカーやサムスンは、中国メーカーにシェアを奪われた。日系メーカーは、これから始まる可能性の高い、ドラム型洗濯機の価格競争・宣伝競争に置いてけぼりにならないように、中国市場で生き残りをかけて市場に注視すべきだろう。もっと家電量販店での各現地メーカーのマーケティング活動に注視し、各中国メーカーが動いたときに少なくとも遅れぬように戦略を立てていくべきだ。

■2009年 洗濯機メーカ注目度ランキング

やまや・たけし
中国内陸部在住のIT専門ライター、中国のIT事情を中心に取材・執筆。著書に「新しい中国人 ネットで団結する若者たち(ソフトバンク新書)」。

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