家電廃棄物を宝に変える「都市鉱山」で攻めるDOWA
2~3年後をメドに製錬事業を始める予定。初期投資は10億円で、すでに将来の製錬所用地も確保済み。今後は、華南地区での合弁も検討する。中国側の規制で回収した廃家電は国外に出せないため、当面は中国国内で簡易製錬を行い対応する方向だ。
一方、3月には新たにカナダの銅鉱山権益へ古河機械金属、双日と共同で資本参加した。そこから得られる銅精鉱は小名浜製錬に入れ、小坂はあくまで都市鉱山に専念していく。小型家電の回収が進めば、操業度のさらなる向上も進むだろう。資源の有効活用の深化と環境保護の両輪が秋田の地に託されている。
(山内哲夫 =週刊東洋経済2010年4月17日号)
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