しかし、日産自慢の「プロパイロット」は、「X」グレードでのみメーカーオプションで選択できるようになっているため、プロパイロットは欲しいと考えるユーザーは必然的に「X」を選ぶ必要がでてきてしまう。逆にプロパイロットまでは必要ないという人であれば、「S」グレードでも十分満足できることだろう。プロパイロットの必要性で「S」と「X」を選べばよいので、グレード選びは非常にシンプルでわかりやすい。
また先代では、かなり遅れて追加されることになったe-POWERの4WD仕様だが、3代目はすでに発表済みだ。システム的には、先代のe-POWER FOURと同じくリアにもモーターを備えるタイプであることは変わりないが、リアモーターが先代の約14倍もの駆動力を発生する50kWのモーターとなっている点が大きな差異となる。
そのため滑りやすい路面だけではなく、ドライ路面においても力強く安定した走りを実現し、コーナリング時には前後の駆動力の配分を自在にコントロールしてくれるため、走りにこだわりたいユーザーにとっても注目のシステムと言えるだろう。そんな4WDモデルは、「S」と「X」に設定されており、価格差は2WDにプラス25万8500円となる。ただし、4WDモデルには寒冷地仕様に含まれる一部の装備が標準化されるため、実質的な値上がり幅はおよそ20万円といったところだ。
プレミアム&スポーティなAUTECHも設定
先代型にも設定されていたオーテックジャパンが手がけるカスタマイズカー「AUTECH」は、新型にも継続設定されており、ベースとなる「X」との価格差は31万7900円となる。AUTECHには、専用の内外装はもちろんだが、ベース車ではメーカーオプションとなるLEDヘッドライトやフォグランプ、16インチアルミホイール(デザインは専用)、本革巻ステアリングにリアセンターアームレストなども標準で備わってくる。
これらに近い装備をベース車でプラスしようとすると、33万5500円のセットオプションを選択しなければならないため、自分らしいノートが欲しいと考えている人にとっては、むしろAUTECHは非常にお買い得とも言えそうだ。
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