4月に内々定を取れなければ、その後は長くつらい道
「当初は4月以前には内々定を獲得するつもりだったが、実際は5月以降になってしまうだろう」(就活学生)。
厳しい就活状況に直面した学生が、予想よりも就活が長引くと意識していることが明らかになった。
人事業務サポートのレジェンダ・コーポレーションの調査によると、就活開始当初は4月以前に就活を終えたいとしていたものの、実際には5月以降にずれ込むと予想する学生が増加していることがわかった。
昨年と比べて平均面接受験社数、内々定率も減少していることから、予想よりも長く険しい就活を覚悟したようだ。
レジェンダが就活を終えたい時期について、就活の開始当初と現在の予想について尋ねたところ、開始当初の予想では「5月以降」と回答した学生が43.7%だったのに対し、現在の予想では56.9%となり13.2%増加している。
また、文理別では、「5月以降」と回答した学生は文系69.5%、理系39.9%となり、文系学生の方が就活を厳しく予想していることが伺える。
3月の平均面接受験社数は3社、昨年同期より3割減
3月の平均面接受験社数は3.06社となり、昨年の4.39社と比べて 30.3%減少している。2月の1.46 社と比べて約2倍に増加しているものの、昨年より状況が厳しいことがわかる。
また、昨年比を文理別で見ると文系は40%減少となり、理系の18.3%減少に比べて大きく減少。文系の学生が面接に進むのに苦戦している状況が伺える。
3月までに内々定を受けた割合は17.3%
3月までに内々定を受けた割合は17.3%となり、昨年同時期の20.5%と比べて3.2%減少となった。昨年比を文理別で見ると、文系は4.6%減少、理系は0.1%減少している。内々定の獲得状況でも文系の方が難しくなっている。