4月に内々定を取れなければ、その後は長くつらい道
5~6月以降は採用活動縮小へ
景気回復基調を反映し、一部の企業は採用数を増加させる計画だが、大方の企業では採用数を「未定」もしくは「昨年並み」と慎重に計画している。企業は量より質を重視する厳選採用の傾向にあり、3月までの内々定出しは抑え気味だ。
今後の展開についてレジェンダは「企業は3月の決算後に採用数を確定し、本格的に内々定を出し始めるだろう。しかし、企業はコスト削減のため4月に内々定出しを集中させて、5月以降の採用活動は縮小すると予想する。その結果、4月までに内々定を得られない学生は、その後、内々定獲得まで長く険しい道を歩むことになるだろう」との見解を示している。
また、技術職の採用に関しては「世界同時不況で、企業は工場を閉鎖・縮小して技術系社員の人員削減を進めてきたが、余剰人員の整理は一段落した。2011年採用では、人材育成の観点から理系の技術職の採用が回復傾向にある」とコメントする。
一方で文系の職種については「IT 技術の発達で業務がスリム化されるなど未だ人員は余剰気味と考えられる。このため、文系の採用については理系より厳選して行われている」との厳しい見方をしている。
(東洋経済HRオンライン編集部:田宮寛之)
【調査概要】
調査対象:2011年4月入社を希望する新卒学生14,764名
調査方法:インターネットによる調査(弊社アンケートWeb サイトより回答)
調査期間:2010年3月25日(木)~3月31日(水)
有効回答数1287 名
【調査概要】
調査対象2010年4月入社を希望する新卒学生9,626名
調査方法インターネットによる調査(弊社アンケートWeb サイトより回答)
調査期間2009年3月25日(水)~3月31日(火)
有効回答数1121 名
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