ネット帝国主義と日本の敗北 搾取されるカネと文化 岸博幸著
今やインターネットは、社会のあらゆる局面で不可欠な存在になった。それにより世の中は格段に便利になった反面、それが引き起こす社会的問題はかなり深刻だ。その問題とは、一つは民主主義を支えるインフラであるジャーナリズムと社会の価値観を形成する文化が衰退しつつあること、もう一つはインターネットでの米国の世界支配だ。
グーグル、アマゾンなどに代表される米国ICT企業に対し、ヨーロッパ各国政府による国家の威信をかけた抵抗が始まっている。
このままでは、いつも政策を間違い続ける日本だけがカネと文化を搾取されてしまう、とマスメディア、コンテンツ産業に詳しい著者が警鐘を乱打する。
幻冬舎新書 798円
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