日本人が知らない世界の5大炎上事件2020年版 思い込みが先だと多様な価値観に気づかない

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

GAPは、支持政党がどうであれ、1つのアメリカを目指すために連携を訴えたものだった。すると非難が殺到。理想としては美しいが、双方の支持者たちがすんなりと受け入れる状況にはなかった。それに、このパーカを着るのは、いらぬ騒動を引き起こすと消費者たちが想起してしまったのだろうか。

同社はこのツイートを削除しているが、これの画像は「GAP The one thing we know, is that together, we can move forward」などと検索すれば確認することができる。先日は、アメリカ議会へトランプ支持者が乱入した事件が話題になった。アメリカ史上、まれにみる事件は、社会の分断をあらためて明らかにした。さらに、1つの企業であるGAPが、融和を訴えるツイートを発するだけで、この騒ぎになることはこの分断の深さを示している。

BLM運動をめぐっても波紋が

3.ロレアルのBLM対応

昨年はアメリカでBLM(Black Lives Matter)運動が盛り上がった。一部は暴徒化したほどだった。運動は黒人男性を白人警官が殺してしまう残念な事件から始まった。

ロレアルは2017年に某有名黒人モデルの起用を見送った。これは、その某有名黒人モデルが、人種差別に反対しているからだと噂された。もっというと白人に対する露骨な批判が問題視された。もちろん、ロレアルは人種差別など、いかなる差別にも反対だと述べている。しかし、当時から、採用を見送ることになった理由が問題視されていた。

そこにきて2020年のBLM運動を迎えた。ロレアルは、かつての騒動を、同黒人モデルに謝罪する運びになった。なお、同氏は2020年に「FUCK YOU @lorealparis」とまでツイッターで述べ、これまでの不満をぶちまけた。

次ページどちらかといえば議論を惹起したとも言えるが
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事