夫に愛されなかった私が子供を愛せますか? ミセス・パンプキンが大激怒?

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夫婦仲が壊れたからこそ、もっと子供を慈しみましょう

ひー子さん、「私は弱い人間で、夫から愛されていないのに子供を愛せない」なんて、バカなことを言ってはいけません。ママになった瞬間から、「私は弱い」の言い訳は通用しません。

夫に愛されていないから子供を愛せないなんて、女性の風上、否、人間の風上にも置けない行為です。そんな女性に私は会ったことがありません。目を覚ましてください。貴女とお子さんたちの人生を棒に振るほど、夫君が値打ちのある男性とは思えません。

今は何を申し上げても薬になるとは思えませんが、人の心は残念ながら変わるものです。幼子を育てている間は特に、そんな隙間風が吹くこと自体、私には理解できず許せないことですが、現実に起きたことですから、受け入れるしかありません。

「子供のことを話し合いたい」?そんな資格も知恵も情も、相手は持っていません。もう縁がなくなったと頭を切り替えるべきです。

父親が食事を与えず息子をアパートに置き去りにし、息子が餓死寸前に「パパ」と呼んだのに、父親はさらに無視して死なせた事件がありました。貴女のお子さんも「ママ」と呼んでいますよ!無視し続けますか?

抱きしめてあげて

先にご紹介した渡辺久子先生の実践によると、幼い頃の母親の愛情欠乏による子供の心の病は、母親をカウンセリングしていく中で、その過ちに気付かせ、心から子供に向き合い、おんぶしたり抱っこしたりして(思春期の子も)、甘え直す治療をすることで、自分に自信を取り戻したり、人を信じる心を持つようになるのだそうです。

まずいのは、心の病にかかっているのに気付かず、放っておくことなのだそうです。ふー子さんの場合、ご自分でそう感じているだけなのかどうかわかりませんが、虫歯ができたら歯医者へ、心の病の場合は精神科かプロのカウンセラーにかかるのは今や常識です。ぜひ母子でプロのアドバイスをお受けになってください。

そして心はすぐに切り替えられなくとも、子供の前ではできるだけ明るく元気にして、八つ当たりは厳禁とすること。薄情な人を愛し続けるのは勝手ですが、誰にも何も求めず一人で静かにどうぞ。そしてともかく、お子さんたちをこれまでの分も含めて、強く抱きしめて安心させてあげることからスタートしてください。

※ ミセス・パンプキンさんへの相談はこちら

ミセス・パンプキン 『最強の人生相談』『一流の育て方』著者

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立命館大学卒業。ビジネスパーソン向けの家庭問題・人間関係・人生相談の専門家として、東洋経済オンラインで2012年より執筆。最新刊は『最強の人生相談』(東洋経済新報社)。息子であり、『最強の働き方』(東洋経済新報社)の著者であるムーギー・キム氏との共著に、『一流の育て方 ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』(ダイヤモンド社)がある。ミセス・パンプキンへの相談は、こちらのメール、あるいは相談受付サイトで受け付けています。なお相談件数多数につき、過去に類似する相談があった場合には取り扱いません。ぜひ、これまでの連載をご参照ください。男性からのご相談も歓迎しております!

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