米国の経済成長、第2四半期は急加速か 卸売在庫の伸び率、市場予想を大幅に上回る
[ワシントン 10日 ロイター] - 米商務省が10日発表した4月の米卸売在庫は前月比1.1%増と、市場予想の0.5%増を大幅に上回った。米経済成長が第2・四半期に急速に加速するとの見方を支える内容となった。
国内総生産(GDP)の算出に用いられる自動車を除く在庫は1.1%増加した。
在庫の積み増しペース鈍化が一因となり、第1・四半期の米GDP改定値は前期比年率1.0%減と、3年ぶりのマイナス成長となった。
第2・四半期のGDPについては、3%を越える伸びになることが見込まれているが、卸売在庫の堅調な増加を受け、見通しが上方修正される可能性もある。
4月の卸売在庫は、電子機器や金属などの強い伸びに押し上げられた。
4月の卸売売上高は前月比1.3%増と、市場予想の0.8%増を上回った。自動車や家具、電子機器、機械などの増加が目立った。ただ、前月の1.6%増からは、伸びは鈍化した。
対売上高在庫比率は1.18カ月と、前月から変わらず。
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