2ちゃん創設者が論破する「学歴不要論」のウソ 海外に出たいなら、なおさら「学歴」は必要だ

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

この世代の人たちは、それ以前の生まれの人よりデジタル機器の扱いに慣れているので、彼らが社会に出ることで、仕事のデジタル化が急速に進んでいくのではないかと期待されていました。その流れに乗り遅れないように、必死でパソコンスキルを学んだおじさんたちも多いのではないでしょうか。

しかし、実際にデジタルネイティブ世代が会社に入ってくると、彼らは「スマホデジタル世代」であって、「パソコンデジタル世代」ではないことが明らかになってきました。

多くの大学生がパソコンを使いこなせていない

2016年に行われたNECパーソナルコンピュータの調査によると、大学1年生から3年生の75.7%、4年生の70.7%が「PCスキルに自信がない」と回答しています。

また、新卒採用に関わったことがある社会人に、新入社員のパソコンスキルに不安を感じるかどうか問うた答えは、「感じる」「やや感じる」が合計で57.2%となっています。

その一方で、44.3%の企業が、採用の際にパソコンスキルの有無を重視すると答えています。

ということは、企業が望んでいるにもかかわらず、多くの大学生がパソコンを使いこなせていない現実があるのです。

高校生までの子どもであれば、パソコンに触れる時間が少ないのもわかります。ただ、大学生はレポートを書いたり、発表資料をつくったりするので、パソコンを使う機会はありそうなものです。なぜ、7割以上もの大学生がパソコンスキルに自信がないのでしょうか。

フリーライターの地主恵亮さんが、スマホとパソコンの利用実態について大学生に取材をした記事(『最近の大学生はレポートをスマホで書く? おじさんライターが聞いてみた』)があります。この記事によると、大学生はレポート作成や動画編集など、ありとあらゆる作業をスマホで行っているようです。

次ページスマホのフリック入力のほうが早く書ける
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事