独身男性が驚く「27歳が結婚ピーク」という現実 国が公表する婚姻届データから見えた現実

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初婚男性の婚姻件数が最も多い年齢は、27歳の2万8789件です。「百聞は一見にしかず」とはよく言ったもので、この27歳を頂上に1年単位で急角度で婚姻件数が減少していく様子が明確に示されています。まさに男性の結婚のピーク(頂上)は27歳である、ということがいえます。

また、「結婚適齢期」を初婚男性の婚姻届が全体の5割以上に到達する年齢とするならば、全初婚男性の婚姻届を若い年齢順に積み上げカウントしてみると、28歳で46.1%、29歳で53.8%に達することがわかります。だいたい28.5歳あたりが「初婚男性の結婚適齢期」ということが統計的には示されています。

この初婚男性の「結婚のピークは27歳、結婚適齢期は28.5歳」という全件分析の結果に対して「それって、女性の話じゃないのか……」という驚きの声があがります。一般的に、これが女性の「結婚適齢期」の話となった途端に「そりゃそうだよね。驚かない」と、そちらのほうには納得する人が多いようです。

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