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倒産だけじゃない企業のさまざまな「死に方」 そもそも企業が生きているとはどういうことか

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これほどバラバラのシステムの減衰を記述できる、指数関数の特異な性質とは? それは単純に、どの時点の死亡数でも、その時点の生存個体数に比例しているため生じる。これは何歳だろうと一定期間の死亡率は変わらないということだ。簡単な例を挙げよう。

期間を1年とした場合、創立5年目の企業が6年目に達する前に死ぬ割合は、創立50年目の企業が51年目に達する前に死ぬ割合と同じということだ。言い換えれば、企業が死ぬリスクは、その年齢やサイズとは無関係だ。

長期的な戦略と市場原理との狭間で

企業は通常は生まれてから思春期を経てずっと縮小し続け、最終的に成長が止まるか、あるいはさらに成熟し老齢に達するまでさらに縮小を続ける。まだ若く市場での立場を競っているときは、新製品を開発し、アイデアがわき出て、若々しい興奮と熱狂があって、熱中して現実を見失うこともあれば、尊大になったり空想にふけったりすることもある。

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だが市場原理が働いているため、そのなかで足掛かりとアイデンティティを得て成功する企業はごくわずかだ。成長するにつれ市場特有のフィードバック機構が、その製品領域を狭め、必然的に特化が進む。企業の大きな課題は、リスクとなりかねない、すぐには利益を生まない新しい分野や商品を開発するための長期的戦略の必要性と、「絶対確実」な製品を強力に促してくる市場原理の正のフィードバックとをどう均衡させるかということだ。

ほとんどの企業は近視眼的、保守的で、革新的でリスクの大きいアイデアをあまり支援せず、調子がいいときには大きな成功商品をひたすら維持し続けたがる。なぜならそれらが短期的利益を「保証」してくれるからだ。その結果、企業はますます「一面的」になる。

すでに語った、企業はつねに臨界点に近いという窮状と、この多様性の収縮とが合わさると、復元力低下の古典的な指標となり、いずれ大惨事をもたらす。企業が状況を理解する頃には、たいてい手遅れだ。事業再編と刷新はますます困難かつ高コストになる。

だからある程度以上に大きな予期せぬ変動、動揺、衝撃が来ると、企業は深刻なリスクに陥って、買収、乗っ取り、あるいは単に倒産の機が熟する。これは一言で、マフィアの言う「死の接吻」だ。

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