新型「BRZ」がキープコンセプトで登場した理由

基本設計の踏襲はカスタム派ユーザーには朗報

また、エンジンフード、ルーフ、フロントフェンダーにアルミ材を採用することで、排気量アップなどの重量増を相殺。18インチタイヤには、ミシュランの高性能タイヤであるパイロットスポーツ4を採用している。

そして、最も大きな変更点と言えるのが、AT仕様車に運転支援システム「アイサイト」を採用したことだ。プリクラッシュセーフティや全車速追従機能付きクルーズコントロールが使えるようになり、現代的な水準の安全機能を得ている。

プラットフォームは継続使用

続いては、変わらなかったことを紹介したい。まず、重要なのは、基本コンセプトが踏襲されていることだ。

スバルが「BOXER(ボクサー)」と呼ぶ低重心の水平対向エンジンを搭載した、FR(後輪駆動)の4座クーペであること。軽量で低重心、そしてコンパクトな水平対向エンジンを、低い位置に置くことによる優れたハンドリング性能を得るという、BRZの根っこの部分はそのままだ。これは従来のBRZファンにとっては朗報だろう。

その代りと言っては何だが、「インプレッサ」や「レヴォーグ」で導入されたスバルの新世代プラットフォーム「SGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)」は採用されなかった。公式なアナウンスはないが、プラットフォームは初代モデルから踏襲されていると見ていいだろう。

車体寸法は初代の全長166.7×全幅69.9×全高52インチ(アメリカ表記)から、新型167.9×69.9×51.6インチと変更はミニマム。ホイールベースは旧型の101.2インチから101.4インチへとわずかな延長にとどまる。このことからも、プラットフォームはキャリーオーバーであると見て間違いない。

サスペンション形式とタイヤ寸法も、旧型からの踏襲だ。フロントがストラット、リヤがダブルウィッシュボーンというサスペンション形式は、スポーツカーの定番。タイヤ銘柄は変更されたが、215/45R17と215/40R18というタイヤサイズは変わっていない。なお、今回のアメリカ仕様では、Premiumが17インチ、Limitedが18インチとなっている。

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