「正当に評価されない」と嘆く人が欠く根本視点 考え方を身につければ楽になる
こういった状況では、明らかに悪いのは上司です。本来、部下を育てて管理する側の人が、こういう空気を作ってしまっているのですから、「私は部下の管理ができません」と言っているのと同じなので、自分を責めるのはやめましょう。
深く掘り下げていけばいろいろなパターンがあると思いますが、言いたいことが言えないときは、こんなふうに自分の外側に原因があることもあります。だから、もし「この上司にだけ」「この会社でだけ」言いにくいことがある場合は、自分を責めないでください。「上司や環境にも責任がある」くらいに思っておけばいいと思います。
ちなみに、単に「面と向かって」言えないだけなら、上司に対しては失礼かもしれませんが、慣れるまでメールや人に仲介を頼むのもありだと思います。きちんと話し合いができる上司なら、それで怒ることはありません。伝えることに慣れていけば、面と向かっても言いたいことが言えるようになると思います。
自分に原因がある可能性も
ただ、どんな場所でも、どんな人にでも面と向かって言えないなら、自分にも原因がある可能性を考えたほうがいいです。そういった場合は月並みですが、コミュニケーション能力を養う必要があります。
私も今でこそトークショーで話したりしていますが、フリーランスになるまでは裏方の仕事ばかりで、喋ることが苦手でした。
でも、自分の代わりに営業をしてくれる人がいなかったので、自分が喋らないことには仕事がもらえないし、ある意味弱肉強食の世界だったので、うまく喋れないと足元を見られたり、強く押されて支払いを値切られてしまうこともありました。
そんなわけで、とにかく場数で何年も慣らした結果、ようやく今くらいに喋れるようになりました。私が話す努力を始めたのは30代に入ってからなので、年齢に関係なく、場数を踏めばきっとなんとかなります!
立場が上の人に面と向かって言いたいことが言えないときは、まずは環境や状況を考えてみてください。自分だけのせいと決めつけず、ときにはメールや仲間に仲介してもらうなど、頼れるものはなんでも頼って、臆せず冷静に対応していきましょう。
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