減配アコーディアに詰め寄った「物言う株主」

村上ファンドの元課長が決算説明会で異例の質問

アコーディアの配当方針に、思わぬところから物言いがついた(撮影:大塚一仁)

「レノの三浦です」――。5月12日、都内で開かれたアコーディア・ゴルフの決算説明会の質疑応答で名乗りを上げた女性の声に、アナリストや経済系メディアを中心とする出席者は色めき立った。

レノとは、かつて村上世彰氏が率いた「村上ファンド」の企画課長だった三浦恵美氏が代表を務める投資会社。5月12日に関東財務局長に提出された大量保有報告書によると、レノグループによるアコーディア株の保有割合は発行済み株式数の4分の1を超える27.81%。4月以降だけを見ても、その比率は4%近く増えている。目立った大株主のいないアコーディアにとっては断トツの筆頭株主だ。

同社はアコーディアのみならず、SBIホールディングスやJVCケンウッドなど複数の上場企業への投資でも話題を呼んできたが、メディアからの取材には応じない姿勢を貫き、その肉声が伝わることはなかった。三浦氏はこれまでもアコーディアの決算説明会に出席していたものの、質疑応答に立ったのは今回が初めてとみられる。

「配当性向45%」をめぐる応酬

三浦氏の質問の中で注目を集めたのは、配当性向(1株当たり純利益に対する配当額の割合)に関する部分。「配当性向を45%に変えるというが、今期の予想数字を拝見すると、90%を配当する余力はあるのではないか。PGMの敵対的TOBがあった1年前に(配当性向を90%にするという会社方針に対し)株主の賛同を得られているのに、このように短期で変える理由はあるのか」――。三浦氏はそう詰め寄った。

レノとアコーディアとのかかわりは、ゴルフ場保有・運営首位のアコーディアが、業界2位のPGMホールディングスから敵対的TOB(株式公開買い付け)を仕掛けられた2013年初めまでさかのぼる。

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